学資保険の必要額は? 4月に保険料アップ!
マイナス金利政策で保険会社の運用悪化・・・
貯蓄型の保険料は四月に一斉に値上げされるというニュースを見ました。
貯蓄型にしろ掛け捨てにしろ、保険そのものには思うところはありますが、
とりあえず学資保険だけは入っておいて良かったなぁと思っています。
だから、これから入る若い方たちの負担が大きくなるのは大変だと思います。
現在高校生の娘が生まれてすぐ、郵便局の学資保険には入りました。
特に考えがあったわけではありませんが、勧められるまま満額300万円のものに加入。
契約者の年齢にもよるかと思いますが、年払いで21万円ほどが郵便貯金から引き落とされます。
まったく余裕がなければ別ですが、子どもの教育費はもちろん、大学にいかなかったとしても養育という意味で、18歳時にある程度まとまった金額があるのは必要なことだと思います。
だから、金利がどうとか貯蓄型保険がどうだのと(途中いろいろ言われましたけど)考えるまでもなく、ほぼ強制的に(?)貯まっていく学資保険はやってて良かった!と思っています。
我が家の場合は一人っ子の娘のために、あと二回の引き落とし。
大学受験が始まる再来年の一月に振り込まれるはず。
イメージとしては300万入りの娘名義の預金通帳を渡して、「これで受験費用と入学金、4年分の学費を賄いなさい!」と言いたいところですが・・・
そうは簡単にはいきませんよね(笑)
まず300万といったら、『自宅から国立』でなければ足りません。
ベネッセマナビジョンHPを参考に、
国立を志望校にし、滑り止めとして私立大学4校受験をする場合、
◎受験費用 179,000円
- センタ試験受験代 17,000円
- 国立二次試験受験代 18,000円
- 私立大学願書代 1,000円×4校 4,000円
- 私立大学受験代 35,000円×4校 140,000円
◎国立大の学費 2,425,200円
- 入学金 282,000円
- 授業料 535,800円×4年で、2,143,200円
これに一校は私立に(返ってこない)入学金を払うだろうから、 262,436円をプラス
結局 2,866,636円
上手くいった場合、一番低く見積もってのコレです。
300万円なんて、私立大学あるいは自宅外、あるいは浪人なんてことになったら、たちまち足りなくなる金額なんですね。
現実をみて、私立となった場合も書いておきます。
(同じくベネッセマナビジョンHPを参考に)ざっくり計算すると、
入学金、4年分の学費、施設費等の理系私立の平均で
5,217,624円
これに上の受験費用 179,000円を足して、5,396,624円!
一人っ子とわかっていたら、満額1000万コースでいくんだったわと、
少し後悔しています。
それだと、年払いで70万くらい?
お子さんが二人だったら、一人500万で加入して、18歳まで保険料を払いきれないような家計だと、後々はもっと苦しくなるんじゃないでしょうか。
うーん、教育費のことを考えると重苦しくなりますね。
しかし、これぞリアル。
我が家の場合は2年後に大学受験ですが、おそらくその前に予備校等で怒涛の教育費ラッシュが訪れるのでしょう。
志望校は国立大学。
国立にいってもらえば、(学費を払う)親も嬉しい。
志望校合格のために必要だと思うから、塾、予備校代も払う・・・
18歳の学資保険とは全く別に、家計としてはキビシイ時。
しかも、私立進学だって浪人だって、あるいは自宅外だって可能性としてはある。
さんざん投資(?)して後の18歳時、300万では足りないとなったなら・・・そこもリアルに考えて、親子でシビアに高校時代の勉強について考えておいたほうがいいのでしょうね。
不得意科目の克服とか2次試験対策とか・・・予備校資料を見ていると、「全部やっとけ!」ってなりそうですが(笑)
笑いごとでなく、そういう親も(自分も含め)いっぱいいそうだけれど・・・
教育費は聖域なんですかね・・・
・・・
なにはともあれ使う時期が決まっていて、絶対必要な金額を半強制的に貯まる学資保険は入っておくといいと思います!